幸福容量300MBの若輩者と如月
こんばんは。 二月も半ばを過ぎて、ほんのり春の匂いがして参りましたね。 この時期になるとかの伝説的少女漫画『フルーツバスケット』に出てきた 「雪が溶けると何になるでしょう?」 「春になります」 といった台詞を思い出します。(若干違うかも)...
枕
2016年12月作 色んなことを誰かに無性に許されたかったけど誰かに頼むなんてこととてもできなかったから、自分で許そうと努めた それだけ 『枕』 ひび割れた指で 血の滲む手で 掻き集めたものが 僅かばかりの 頼りない綿のようなものでも 永い時をかけて集めれば...
有機的器
2016年12月作 生きていると時々自分が女でも男でもない、 ただの一塊の有機的な器にしか思えなくなる時がある。 そのまんまの曲です。 『有機的器』 私は一塊の有機的な器です 魂をそろりそろり運んで歩きます なんでもない魂ですが 落としてしまえばその「なんでもない」も...
かなしみは蚊帳の外
2016年11月作 (以下解説長め) 20余年生きていると「身近な人との永遠の別れ」に立ち会う瞬間が何度かあって(そしてその瞬間は今後更に更に増えていくのでしょう)。 私が初めて「人の死」に直面したのは7歳の頃だったのですが、その時の体験はあまりにも強烈なもので後の私の死生...
凋む月
2016年11月作 11月の初めにバスに乗りながら外の白い空を眺めていた時に浮かんだ曲です。 「凋(しぼ)む月」とは暗に11月の事でして、実は11月は私の誕生月なのです。 (因みに祝われるのは苦手なので明確な生年月日は記しません) 11月は「霜月」とも言いますが、それは...
名前変えます
こんにちは又はこんばんは又はおはようございます。 えー、 わたくしこの度音楽活動名を Suw から 水瑛 に改める事に致しました。 「すよん」です。 私の本当の名前です。 前々からの友人は勿論知っているだろうけど、Suwとしてライブ等で出会った方々は「す、すよん、、、?」っ...
ヒラエス
2016年9月作 (以下解説長め) 今年の7月中旬から8月中旬にかけて都会を離れ某高原に滞在していました。 その旅先でたまたま見つけ、何となく面白そうだからと入った切り絵美術館。 其処で目にした作品の数々に文字通り私は息を呑み、言葉を無くしました。...
革命
2016年6月作 『革命』 スクリーンに散らばる台詞を かき集めて 一つの点へ向かう 座標を求める僕らを 置いて静かに 幕は降りる 一つ終われば また一つ始まり 掴めそうになる度、時代は変わる もし永遠の命を 手に入れたとしても 過ぎ行く時を只 見届けるだろう...
サイレン
2016年6月作 自宅で曲作りをしていたら外からピーポーピーポーと聞こえて来て、 それで出来た曲。 『Siren』 雨音に混ざって 尾を引くサイレン 救いの唄のような 戒めのベルのような 点滅するライトが 反射した空の 赤さに慣れてしまった 夕日よりも...
Love Letter
2016年3月頃作 海を渡った先にはまだ見ぬ近しい存在がいる事を知って作った曲 私の中ではとてもシンプルな曲です。 『Love Letter』 堤防の上を歩きながら 気休めに知っている限りの 孤独な偉人の名前を唱える 未だ何者でもない私...