この瞬間(とき)
晩秋のとある黄昏時に見た夕日が本当に血のような怖い程の赤さで
見慣れたダイ○ーのビルすらも一瞬神殿に見えました。
そこから始まったお唄です。
『この瞬間』
僕の中流れる血と共鳴するように煌々と燃える
夕日を浴びたビルが遥か太古の神殿になる黄昏
あまりの美しさに 瞬きが息が
出来ない
透明な水の不思議さにふいに気付くように
あなたの
見慣れた横顔の尊さに
ふいに気付いてしまう
一秒前までの世界は消え去り
全ては この瞬間のために
きっとどんな魔術めいた占いのお告げよりも
何てことないあなたの言葉が僕を気づかせてくれる
生まれた日のような最期の日のような
その微笑み
夜になり朝になり
すべてが遠のいても
透明な水の不思議さにふいに気付くように
あなたの
見慣れた横顔の尊さに
ふいに気付いてしまう
一秒前までの世界は消え去り
全ては この瞬間のために