ラジオ・アイズ
2016年1月作
小5、6の頃
大人ぶって深夜1時のラジ○ンを聴く為にコーヒーを一気飲みをしたにも関わらず、
前番組のジェッ○ストリームでいつも寝落ちしてしまう
良き思い出です。
『ラジオ・アイズ』
寝ぼけ眼を苦い ブラックコーヒーでこじ開け
幼稚な好奇心揺さぶる25時の周波数
安物のラジオスピーカーの 檻の向こうを横切る
クラシックの夜行便と最新型のカナリア
おそるおそる 手を伸ばしてしまう
その翅(はね)で僕を 遠く攫っておくれ
もしオーロラのような 音をこの目に映し出せるなら
夜通し見とれていたい あなたの声を受信する
この目はラジオ・アイズ
電線の上をわたって 田園を飛び越えて
毛布に隠れ泣いた僕の 頬を撫でるメロディー
うつらうつら 耳を傾ける
この時だけが 僕を連れ出す扉
もし花束のような 歌にこの手で触れられるのなら
夜通し抱き締めていたい 色とりどりの花に埋もれ
眠りたい
エンディングとともに もう夜が開けるの
まだ行かないで 僕も連れて行っておくれ
もしオーロラのような 音をこの目に映し出せるなら
夜通し見とれていたい あなたの声を受信する
この目はラジオ・アイズ